こんにちは。
「庭に植えた花や木が元気に育たない」「せっかく植えたのに枯れてしまう」そんなお悩みはありませんか?
植栽の手入れは、植物の種類や季節に合わせたケアが大切です。今回は、初心者でも実践しやすい植栽の管理方法をわかりやすくご紹介します。


水やりのコツ|適切なタイミングと量

植物にとって水やりは命綱ですが、やりすぎも不足もNGです。

  • 水やりの基本
    • 地植えの場合:基本的に雨水だけで育っていましたが、最近の暑さと乾燥により植え付け直後は土が乾いたらすぐにたっぷりあげます。
    • 鉢植えの場合:土の表面が乾いたら、底から水が流れるくらいたっぷりと与えます。
  • 失敗しがちなポイント
    • 「毎日少しずつ」は根腐れの原因に。土の状態を確認してから与えましょう。
    • 夏は朝か夕方の涼しい時間帯に。昼間の水やりは蒸れて根を傷めます。

肥料の選び方|植物に合わせた栄養補給

肥料は「植物のごはん」ですが、種類やタイミングを間違えると逆効果です。

  • 肥料の種類
    • 緩効性肥料:ゆっくり効果が持続するため、春と秋に1回ずつ与えるのがおすすめ。
    • 液体肥料:即効性があるため、花が咲く時期や成長期に補助的に使います。
  • 与えるタイミング
    • 多くの植物は春(2~4月)と秋(8~10月)が適期。
    • 夏の暑さや冬の休眠期は避けましょう。

花がら摘み|見た目と健康を両立

植栽を美しく保つためには、定期的な手入れが欠かせません。

  • 花がら摘み:枯れた花を放置すると種や実ができ養分を奪われます。
  • 軽い剪定:混み合った枝や枯れた部分を切り、風通しを良くします。※詳しくは「剪定の基礎知識」をご参照ください。

病害虫対策|早期発見がカギ

葉が変色したり、虫食い跡があったら要注意!

  • 予防法
    • 風通しを良くし、過湿を防ぐ。
    • ニームオイルや木酢液を薄めて定期的に散布。
  • 対処法
    • アブラムシやハダニ:水で洗い流すか、専用薬剤を使用。
    • うどんこ病:重曹水(水1Lに重曹小さじ1)をスプレー。

季節ごとの管理ポイント

  • :新芽の成長期。肥料と水やりをしっかりと。
  • :乾燥と暑さに注意。西日を遮るネットが有効。
  • :枯れ葉を取り除き、病害虫の越冬を防ぐ。
  • :寒さに弱い植物は根元を腐葉土で保温。

植え替えの必要性|鉢植えは特に重要

鉢植えの植物は、2~3年に1回を目安に植え替えましょう。

  • サイン:根が鉢底からはみ出る、水の吸い込みが悪くなる。
  • 方法:一回り大きな鉢に移し、新しい土で根をほぐしながら植え替えます。

まとめ

植栽の手入れは、水やり・肥料・剪定・病害虫対策の4つが基本です。
「毎日観察する」だけでも、異変に早く気付けるようになりますよ。

次は、「土壌改良の方法」について詳しく解説します!