こんにちは!
「せっかく育てたバラの葉に穴が空いている」「植木が虫に食べられてボロボロ…」そんな悩みを抱えていませんか?
病害虫は放置すると植物を弱らせるだけでなく、庭全体に広がる可能性もあります。

でも大丈夫! 農薬に頼らなくても、自然に優しい方法でも対策はできます。もちろん薬での対策も可能です。
今回は、「見つけたら即対応」のコツ予防策を分かりやすくご紹介します。


これだけは覚えて!病害虫の基本知識

害虫の種類と被害

害虫特徴被害例
アブラムシ新芽や葉裏に群生葉が萎縮・ウイルス媒介
ハダニ乾燥時に発生(肉眼では見えにくい)葉が白くカスリ状に
カイガラムシ枝に貝殻のような虫が張り付く樹液を吸って衰弱
コナガキャベツやハクサイの葉裏に卵葉がスカスカに

病気の種類と見分け方

病気症状発生時期
うどんこ病葉が白い粉をふいたように春~秋
黒星病黒い斑点が広がる(バラに多い)梅雨時期
軟腐病野菜がドロドロに腐る夏の高温多湿

今日からできる!予防策5つ

  1. 風通しを良くする
    → 枝と枝が触れ合ったら剪定!湿気がこもるのを防ぎます。
  2. 水やりは根元に集中
    → 葉が濡れると病気の原因に。ジョウロで優しく根元へ。
  3. 定期的に観察
    → 毎朝1分でOK!葉の裏・新芽・枝の分かれ目をチェック。
  4. 健康な土作り
    → 微生物バランスが整った土は病気に強い!

発生したら即実践!自然派対処法

害虫編

害虫対処法
アブラムシ牛乳スプレー(牛乳:水=1:1)→ 窒息死させる
ハダニ霧吹きで葉裏を水洗い(週2回)
カイガラムシ歯ブラシでこすり落とす → 木酢液(200倍希釈)を散布
毛虫類手袋をして捕殺(明け方に活動停止中がベスト)

病気編

病気対処法散布場所・コツ
うどんこ病重曹水(水1L+重曹小さじ1)をスプレー葉の表裏全体にムラなく散布。特に白い粉が目立つ部分に重点的に!
黒星病酢水(水1L+酢大さじ1)を散布斑点のある葉・茎全体に。雨の直前は避け、晴れた日の夕方に実施。
軟腐病感染株をすぐに撤去!周囲の土ごと除去株元の土にも石灰を混ぜて消毒。周辺植物に酢水を予防散布
灰色かび病重曹水or木酢液を散布花がらや枯れ葉を除去後、株元と下葉に重点的にスプレー。

絶対NG!よくある失敗例

  1. 「少しなら大丈夫」と放置
    → 1匹いたら翌週には100匹に!早期発見・早期駆除が鉄則。
  2. 農薬を大量に散布
    → 益虫(テントウムシなど)まで殺して逆効果。
  3. 剪定バサミを消毒しない
    → ウイルス病を広げる原因に!使用後はアルコール拭きを。
  4. 枯葉をそのままにしない
    → 病害虫の越冬場所に!秋に必ず掃除しましょう。

病害虫Q&Aコーナー

Q. 無農薬でアオムシを防ぐ方法は?
A. 防虫ネットが最強!苗の上からトンネル状にかけます。

Q. 自然農薬の効果持続期間は?
A. 雨で流れるため、週1回の散布が目安です。

Q. ハーブで虫除けできますか?
A. ラベンダーやローズマリーを庭の縁に植えると忌避効果がややあり!

まとめ

病害虫対策は「予防8割・対処2割」が基本です。

  • 日々の観察で早期発見!
  • 風通しと土作りで予防力UP
  • 自然素材で優しく駆除

「どの部位に」「どう使うか」を意識して、ピンポイントで対処しましょう!

次回は、「芝生の手入れ方法」について解説します!