こんにちは。世田谷区の戸建て専門の庭師、植木屋もみじ庭園です。

「気づいたら庭に雑草が生い茂っている」「抜いてもすぐに生えてきて大変」そんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。

雑草を放っておくと、お庭の見た目が悪くなるだけでなく、害虫の発生や植物の成長を妨げる原因にもなります。そこで今回は、庭の雑草対策について、できるだけ簡単に実践できる方法をお伝えします。

雑草対策の基本

雑草対策には、主に「手作業で除草する方法」と「雑草が生えにくい環境を作る方法」の二つがあります。どちらも取り入れることで、より効果的に雑草を減らすことができます。

手作業で除草する

雑草を取り除く基本的な方法は、やはり「手で抜くこと」です。ただし、コツを知らずに適当に抜いてしまうと、すぐにまた生えてきてしまいます。以下のポイントを意識すると、効果的に除草できます。

雑草を抜くときのポイント

  • 根からしっかり抜く 雑草は根を残すと再生しやすいので、地面を軽く掘りながら根ごと抜くようにしましょう。
  • 雨の後や水をまいた後に作業する 土が湿っていると、根ごと抜きやすくなります。逆に乾燥した土では、根が途中で切れてしまい、雑草がすぐに復活してしまいます。
  • こまめに抜く 小さな雑草のうちに抜くことで、後の作業が楽になります。大きくなってしまうと、根が深くなり、抜くのが大変になります。また成長した雑草は種を飛ばすので増える原因になります。

雑草が生えにくい環境を作る

雑草が生えにくい環境を整えることで、除草の手間を減らすことができます。

防草シートを敷く

防草シートを地面に敷くことで、雑草の発生を大幅に抑えられます。砂利やウッドチップを敷く前に使用すると、より効果的です。

砂利やウッドチップを敷く

防草シートの上に砂利やウッドチップを敷くと、見た目が良くなるだけでなく、シートの劣化も防げます。特にウッドチップは土壌の保湿効果もあるため、庭の植物にも良い影響を与えます。

グラウンドカバー植物を植える

グラウンドカバー植物とは、地面を覆うように成長する低木や草花のことです。これらを植えることで、雑草の生える隙間を減らすことができます。

代表的なグラウンドカバー植物:

  • シロツメクサ
  • リシマキア
  • タマリュウ
  • セダム

雑草対策で絶対にやってはいけないNG行動

植木屋さんとしてこれだけは絶対にやめた方がいいという雑草対策があります。

それは砂利やウッドチップだけ敷くという行為です。

除草剤を活用する

どうしても手作業が難しい場合は、除草剤を使う方法もあります。

除草剤の種類と選び方

  • 選択制除草剤(芝生の雑草を枯らすなど、特定の植物だけに作用)
  • 非選択性除草剤(すべての植物を枯らす)
  • 粒状タイプ(効果が長持ちしやすい)
  • 液体タイプ(すぐに雑草を枯らしたいときに向いている)

除草剤を使用する際は、周囲の植物に影響が出ないように注意し、説明書をよく読んで適切に使用しましょう。

まとめ

雑草対策は、こまめに行うことで負担を減らせます。

  • 手作業で根からしっかり抜く
  • 防草シートや砂利、グラウンドカバー植物を活用する
  • 必要に応じて除草剤を使う

このような方法を組み合わせて、お庭の雑草を上手に管理していきましょう。

次回の記事では、「植栽のポイント」 について詳しく解説します。