こんにちは!世田谷区で庭師をやっています、植木屋もみじ庭園です。

「芝生がボサボサになってきた」「部分的に枯れている気がする…」とお悩みではありませんか?

実は、芝生は「手入れのタイミング」と「ちょっとしたコツ」で、驚くほど美しく保てます。

今回は、初心者でもできる芝生管理の基本を分かりやすく解説します!

美しい芝生のカギは「5つの基本作業」

1. 水やり|乾燥と過湿のバランスが命

  • 適切な頻度
    • 春・秋:週に1~2回(1回あたり10~15分の散水)
    • 夏:週に3~4回(早朝か夕方に実施)
  • NG行為
    • 昼間の水やり(葉焼けの原因)
    • 表面だけ濡らす浅い水やり(根が浅くなり弱る)

2. 芝刈り|高さを守って密度をキープ

  • 理想の芝の高さ
    • 日本芝:2~3cm
    • 西洋芝:4~5cm
  • 芝刈りのコツ
    • 刈り幅は1/3ルール(1回で芝の長さの1/3以上刈らない)
    • 刈り終わったら「芝がら掃除」を忘れずに

▶ [芝刈り機の選び方はこちら](内部リンク)

3. 施肥|季節に合わせた栄養補給

  • おすすめスケジュール:時期肥料の種類目的3月緩効性肥料(N-P-K=8-6-6)春の芽吹き促進6月芝用液体肥料夏の消耗対策9月有機肥料(油かすなど)冬越しの準備

4. 目土入れ|凹凸を修正して新芽をサポート

  • やり方
    1. 芝生の表面をレーキで軽くほぐす
    2. ふるいにかけた土(目土)を2~3mm均一に撒く
    3. ブラシで土を芝の根元に落とし込む
  • 適期:春(3~4月)・秋(9~10月)

5. エアレーション|地中に空気を通す

  • 必要な道具:ローンスパイク(穴あけ器具)
  • 手順
    1. 芝生全体に5~10cm間隔で穴を開ける
    2. 穴に目土を入れて水はけを改善
  • 効果:根の成長促進・苔の防止

季節ごとの注意点

季節やること避けること
・冬枯れした部分の補修 ・雑草の芽抜き・肥料のやりすぎ(夏に弱る)
・水やり頻度UP ・病害虫チェック・昼間の芝刈り(ストレス大)
・サッチング(枯れ草除去) ・冬越し用施肥・9月以降の高刈り(寒さ対策)
・落ち葉掃除 ・踏みつけ禁止・水やり(日本芝は不要)

こんな症状が出たら要注意!

  • 芝が赤茶ける
    → 病害虫のサイン(スミ病やカビの可能性)
  • 部分的に枯れる
    → 水はけ不良か踏みつけ過ぎ。エアレーションで改善を!
  • 雑草が増える
    → 目土入れで隙間を埋め、芝の密度を高める

芝の手入れQ&A

Q. 芝生に苔が生えるのはなぜ?
A. 日当たり不足や水はけ不良が原因です。エアレーション+水はけのよい砂を混ぜ込みで改善!

Q. 犬の尿で芝が枯れた…どうすれば?
A. すぐに水で洗い流し、石灰を少量撒いて中和。枯れた部分は目土で補修を。

Q. 芝生の再生は可能?
A. はい! 日本芝は「ほふく茎」が残っていれば、目土+水やりで復活します。

まとめ芝生の手入れは「継続的なケア」が最も大切です。

  • 芝刈りは「高さ」と「頻度」を守る
  • 春と秋の「目土入れ」で密度を維持
  • 水やりは「たっぷり・根まで」が鉄則

最初は大変に感じても、コツをつかめばきっと楽しくなりますよ!

次回は、「季節ごとの庭のお手入れ」についてご紹介します!